人にして遠き慮りなき者は必ず近き憂えあり「論語―衛霊公」

遠い先まで見通す深い考えがなかったら、必ず足元から思いがけない災いが起こってしまうものだ、という意味です。

今現在の目の前の事だけでなく、心構えも含めて、将来の準備をしておこう。「遠き慮り」つまり将来の備えをしておけば、「近き憂い」つまりはリスクを軽減できる又は避けることができる、というわけです。

身近な分かりやすい例ですと、相続の準備があります。

人生100年時代です。「私は元気だから相続なんて考えるのはまだ早いよ。」と、多くの方が考えていらっしゃいます。今を元気に・明るく・楽しく過ごすことに専念することはほんとうに大切です。

でも、元気なうちにこそやるべきことや、時間をかけてやっていくことがたくさんあることをご存じでしょうか?相続準備は相続の瞬間(いざという時)だけを考えるものではありません。いつか訪れる相続は、10年・20年と時間をかけ、確実かつ着実に進めていきたいものです。

どなたも、将来「争族は避けたい。」「相続税が払えるか心配だ。」と言わないようにしたいと願っているはずです。相続対策は早ければ早いほど良い結果が生まれます。

私たちセゾンハウスは高い専門性で不動産の相続対策に取り組み、相続計画という新しい考え方のご提案を行っております。身体の健康と同じように、時間があればあるほど適切な予防や十分な対策が可能となります。

遠い未来のいつまでも、優良財産を減らさず、愛する子や孫をお金で困らせない、もめない相続の為に、いまのうちに「人にして遠き慮りなきものは必ず近き憂いあり」を心掛けたいものです。

セゾンハウス資産管理部 N・Y