ここ数年で電子化が進んだ各種行政手続きですが、その際に欠かせないのが「マイナンバーカード」です。今年はマイナポイントが最大2万円分もらえるキャンペーンもあり、思い切ってカードを作ったという方も多いと思います。カードがお手元にある方向けに、マイナンバーカード利用のメリットを紹介しましょう。

マイナンバーカードで確定申告を簡単に

国税庁ではインターネットから確定申告ができる「e-Tax」という電子申告システムを用意しています。従来は、16桁の利用者識別番号取得など利用のハードルが高めでしたが、このe-Taxとマイナンバーカードが連携したことで、より便利に申告ができるようになりました。申告に必要となるのは原則、次の3つだけです。

PCからの電子申告はもちろん、一昨年からはスマートフォンで直接の申告も可能に(※一部、非対応機種あり)。いっそう手軽になる確定申告ですが、昨年度は期限ギリギリの駆け込み利用でe-Taxがダウンする騒動もありました。たとえデジタルでも、確定申告は早めの行動が大切です。

マイナポータルで生活情報を集約

マイナンバーカードを利用するなら、もうひとつ挑戦したいのが「マイナポータル」の活用です。マイナポータルとは、マイナンバーカードを利用した行政手続きが集約されたポータルサイト。マイナポータルにログインし、「もっとつながる」の機能で外部サイトと連携すれば、確定申告だけでなく、ふるさと納税や年金などの情報も一元管理でき、お役所特有の「各窓口で手続きが必要」な処理をまとめられるメリットがあります。

今後は運転免許証や健康保険証の情報も集約される予定で、特に、健康保険証としての利用申し込みは先述の最大2万ポイント獲得の要件のひとつ。ポイント狙いの方は、2月末の期限までに忘れずに手続きを行ないましょう。